いままでの各種分析法とダイアモンドATR付きFT-700 との比較
試料により各種分析手法の選択が必要でした。
もっとも一般的なKBr錠剤法/ヌジョール法
オイルを測定するときは液膜(ニート)法
熱可塑性の樹脂の測定はフィルム法
ゴムなどのシート表面の測定はATR法
IRは水分を含む液体は苦手。牛乳などの成分定量(品質管理)管理にはATR法。
コピートナー表面の測定は拡散反射法
白い錠剤に黒い異物が(赤外顕微鏡分析)
KBr錠剤法は万能? ヌジョール法が必要だった理由
KBr錠剤法はさまざま試料に適用できるすばらしい分析法です。まず、試料薬剤をKBr(臭化カリウム)結晶と乳鉢の中ですりつぶします。カラーと呼ばれる型に入れ、場合によっては真空に引きながらプレスして透明な錠剤に成型して測定します。 しかし、次のようなサンプルの場合は、ヌジョール法を使用します。
・硫酸銅のようにKBrと反応し、臭素が発生する薬剤
・白糖のように吸湿性があるものは、乳鉢で粉砕している間に大気の水分を吸収し、水酸基などと水和してピークがなまるなど著しくスペクトルが変化します。
・酢酸ナトリウムのようなカルボン酸塩もKBrとの相互作用によりスペクトルが著しく変化します。
ヌジョール法では、KBrの代わりに流動パラフィン(ヌジョール)を用いて乳鉢ですりつぶします。オイル状になったものをKBrやNaClなどの赤外結晶の窓板に挟み測定します。





