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大きな試料も、破壊せずに元素分析が可能。
□10cmの貴重な絵画の顔料を全面にわたって分析 |
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測定条件 X線管電圧/30kV X線管電流/1.0mA X線照射径/Ø100μm |
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測定サンプル ネパール写本挿絵 梵本無量寿経(光寿会本C) |
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■考察
X線は紙の内部までもぐり込むため、重ね塗りの最表面にある顔料だけでなく先に塗った成分も検出できる。(※含有元素の組み合わせや厚みによる)XGTを用いた分析結果より、彩色用顔料の種類と顔料の塗付手法が確認できた。また、このような情報を収集することにより、文化財の作者、作成された地方・年代などが推定できる可能性が示唆された。 |
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ネパール写本挿絵 梵本無量寿経(光寿会本C)
試料ご提供
龍谷大学図書館所蔵
龍谷大学古典籍デジタルアーカイブ研究センター 江南先生 |
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■マッピング結果 |
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Au-Lα |
Cu-Kα |
Pb-Lα |
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| RGB合成像(R:Au G:Cu B:Pb) |
透過X線像 |
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透過X線像から、顔料の成分や厚みによるX線透過強度の違いが確認できます。また、蛍光X線像により紙の上に描かれた阿弥陀像の彩色用顔料が推定可能です。 |
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分析箇所 |
色 |
検出元素 |
推定顔料(理想化学式)など |
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1.紙全体の下地 |
黄 |
Pb、Cr |
黄鉛(PbCrO4) |
2.枠 |
朱 |
Hg |
朱砂(HgS) |
3.袈裟 |
橙 |
Pb |
鉛丹(Pb3O4) |
4.肌 |
金 |
Au |
金箔を貼付 |
5.葉 |
緑 |
Cu |
緑青(CuCO3/Cu(OH)2) |
6.後背 |
青 |
Cu |
群青(2CuCO3/Cu(OH)2) |
7.花弁 |
白、ピンクのグラデーション |
Ca、Mg、Si、Pb、Cr、Cu |
白亜(CaO、CaCO3)、
タルク(Mg3(Si4O10)(OH)2)と黄鉛(PbCrO4)の混色。青色顔料Cuの上から描いた |
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