中長期経営計画では、バランスシート上に載らない「見えない資産」を有効活用するとともに、それぞれの価値を高めることで「見えない資産」を源泉とした収益性や投資効率の飛躍的な向上をめざしており、以下の施策を推進しています。
◆企業文化を中心に据えた経営の推進
HORIBAは企業文化を事業活動において実践していくことが、すべてのステークホルダーとWIN-WINの関係を構築し、さらなる成長と発展につながると考えています。分析機器の総合メーカとして、“あらゆる物質を「分析」し「はかる」ことを可能にする”使命をまっとうすることで、環境/社会生活におけるさまざまな問題の本質解明と持続可能な社会構築へ貢献していきます。
社是「おもしろおかしく」
人生のもっとも活動的な時期を費やす仕事にプライドとチャレンジマインドを持ち、エキサイティングに取り組むことによって人生の満足度を高め、よりおもしろおかしく過ごせる(「
コーポレートフィロソフィー」より抜粋)
社是「おもしろおかしく」には、従業員が人生の一番充実した時期を過ごす「会社」という場を、常に「やりがい」をもって仕事に取り組むことで自らの力で“おもしろおかしい”ものにし、健全で実りの多い人生にして欲しいという前向きな願いが込められています。
「オープン&フェア」、「ベンチャー精神」
従業員に対してオープンにチャレンジの機会を提供しフェアな評価を行うことで、創造的に働くことができる環境や不正の起こりにくい風通しの良い企業風土を築いてきました。さらに創業時からのベンチャー精神を推進力として、時代の先を見据えた独自の技術を生み出しています。
このような企業文化を全従業員に浸透させることで、従業員一人ひとりの仕事に対するプロ意識が、HORIBAの企業価値そのものの向上に貢献しています。
HORIBAの精神
◆ブランド価値の向上
中長期経営計画における最も重要な取り組みの一つは、「HORIBAブランドの価値向上」です。売上高や利益などの数値目標の達成をめざすことはもちろんですが、それと同時に、将来の収益を生み出す源泉であり企業の永続を約束する企業文化や人財、技術力といった「見えない資産」を大事に育成し、これらを包括する「HORIBAブランド」の価値を高める活動を展開していきます。
5つの“おもい”
「おもしろおかしく」を従業員が自己実現していくために、HORIBAでは以下の「5つの“おもい”」を強く持ち、実践していくことを掲げています。
HORIBA Brand Book (ブランドブック)
HORIBAは2005年度に創業60周年という節目の年を迎えるとともに、売上高1,000億円を達成しました。また、M&Aや事業拠点の設立により、この数年間で世界のさまざまな地域で活躍する従業員の数も飛躍的に増加しました。企業規模が大きくなり、グローバルに事業展開を行うということは、HORIBAの企業文化を守り育むために、いままで以上の努力が必要であることを意味します。そこで、従業員が「HORIBAブランド」を再確認し、それを共有・伝達するための原点を伝える「バイブル」とも言うべきHORIBA Brand Bookを2007年1月26日に発刊、全世界約4,700名の全従業員に配布しました。
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* 社是「おもしろおかしく」や「5つの“おもい”」に加え、実際に寄せられた36の従業員のメッセージを掲載し、日本語・英語・フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語の6ヶ国語で、製作しました。 |
◆グローバル人財の育成
HORIBAの人財育成
会社=「舞台」、従業員=「役者」
“自由に自分自身を表現する”
新しい発想・創造の芽は個人から誕生するものであり、従業員それぞれがHORIBAの企業文化“おもしろおかしく”、“オープン&フェア”、“ベンチャー精神”を体感し、実践することが継続的な「企業価値創造」と「成長」を支えると考えています。
会社は「舞台」に例えることができます。すなわち「役者」である従業員がおもい思いに活躍できる場を提供するのが会社としての使命です。そしてHORIBAの企業文化をエッセンスにしたシナリオ(戦略)を「演出家」である経営陣が「役者」をうまくキャスティング・演出することで、調和と活気のある「芝居」すなわち事業を演出するのです。結果、「観客」であるお客様が満足し、「劇場主」であるオーナー(株主)に大きな利益をもたらすことになります。このように、いい「役者」を如何に輩出するかが、「芝居」の成否を決めるポイントであり、HORIBAは常にその「舞台」となります。
朽木研修所 −「FUN HOUSE」
従業員がそれぞれの“おもい”を深め、新しい“気づき”を感じる「舞台」のひとつに「FUN HOUSE」と名づけられたHORIBAの研修所があります。 本社から車で1時間30分の距離、滋賀県朽木の山林に囲まれた豊かな自然の中にあり、煩雑な日常業務から離れくつろぎを感じながら研修や教育が受けられます。
「FUN HOUSE」は様々なこだわりをもって運営されており、個性豊かで自由な発想ができる“人財”育成に欠かせない場所となっています。
グローバル人財の育成
真のグローバルカンパニーをめざすためには、それを推進する人財が不可欠です。これまでも研修制度やグループ間の相互交流を通じてグローバル人財の育成につとめてきましたが、今後より一層の人財育成のスピードアップを図るため、従業員にグローバルなキャリアアップのチャンスを提供していきます。
海外従業員比率(HORIBAグループ)
海外勤務経験者数(堀場製作所)
海外研修制度について
当社では毎年、公募した従業員を海外グループ会社で1年間研修させる「海外研修制度」を実施しています。勤続年数や語学力の制限を設けず、従業員は誰でも社内選考を受ける資格があります。希望者は入社3年目から5年目程度の従業員が大半を占めています。近年、研修人数枠を年間10名程度に広げたため、社内における海外研修経験者が年々増加してきました。このネットワークは、「One Company経営」を実現するにあたって必要不可欠なものとなっています。
「働きがいのある会社」としてのHORIBA
HORIBAはGreat Place to Work Institute(GPTW)Japanが調査を実施した、「働きがいのある会社(20社)」に選ばれ、日経ビジネス誌(2007年2月19日号)上で発表されました。
GPTWが定義する「働きがいのある会社」とは「信用、尊敬、公正、誇り、連帯感」の5つの要素からなります。
また、本ランキングの特色は従業員向けのアンケートを通して得られた従業員の声が評価点全体の2/3のウェートを占めていることです。「働きがいのある会社を作ることが、最終的には、企業の競争力を高める」という従業員重視の経営が世界的な潮流となる中で、その達成度を測る指標として注目されています。 |
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◆技術力の強化
「ハイテクの一歩先に、いつも。HORIBA」
この言葉に象徴されるように、私たちは常に分析・計測を支えるオリジナルのコア技術を追求するとともに、「画期的な計測技術の創生によるトータルソリューションの提供」「性能・サイズ・生産コストの革新的改善」「新製品による環境負荷低減への貢献」をめざします。
研究開発活動
堀場製作所では、下記の製品開発フローに基づき、研究・開発活動を行っています。デザインレビューを繰り返し行うことによる、網羅的な発明の抽出と特許出願が、当社の研究・開発活動の最も大きな特徴です。 質の高い特許出願を網羅的に行うことにより、技術的な付加価値を絶対化することで市場優位性を確保すると同時に、他社知的財産権を尊重しつつ自社知的財産権を積極的に活用していくことを、知的財産ポリシーとしています。
『Readout』(技術情報誌)の紹介
『Readout』はHORIBAグループが創造・育成した製品・技術を広く世にお知らせし、多くの皆様に読み取って(Readout)いただきたいとの願いを込めて発行している技術情報誌です。内容はWeb上でも公開しており、バックナンバーや記事分類だけでなく、製品分類や測定対象別に全論文を検索が可能なことから、お客様とHORIBAグループとの身近な関係を構築するメディアとして活用されています。
Readout
◆CSR(企業の社会的責任)、環境に配慮した経営
HORIBA製品は、地球環境や私たちの健康と安全をささえる裏方としてさまざまな場面で活躍しています。排ガスや大気中に含まれる有害汚染物質の測定、工場廃水などの水質検査、重金属など有害物質の検出、血液検査による医療診断、食料品、医薬品の品質管理など、いわばHORIBAの4つの事業分野(自動車・分析(環境/科学)・医用・半導体)は地球上のあらゆる生命体が快適で豊かな生活を享受する上で不可欠なキーワード「環境・健康・安全・エネルギー」と深く関係しています。
この事業の本流から外れることなく、常に「本物」を追究する技術革新を行い、高付加価値・高品質の製品とサービスの提供に努めることで、HORIBAは「快適で幸福な社会」の実現に貢献します。
社会・環境報告書