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本格的な高齢化社会の到来、増大を続ける医療費など、医療をとりまく状況は日ごとに厳しくなり、かつ複雑なものとなっています。HORIBAでは、医療現場での分析機器の有効活用を目指し、ポイント・オブ・ケアの発想で、「測りたいデータだけを容易にすぐ測れる」医療用分析機器の開発を進めてきました。 一方、社会全体が情報開示の動きに進む中、医療の現場においても、医者の主観だけに頼らず、明確なデータに基づいた治療(Evidence Based Medicine)への要求が高まっています。HORIBAでは、手間がかからず素早く結果が得られる分析機器の提供を通じて、医療全体の効率化とスピードアップに貢献しています。 さらに予防医学への視点も重要です。日ごろから自分の健康状態をモニタリングできるならば、早期に病気を発見でき、それだけ治療も容易になります。
HORIBAの自動血球計数装置は、血液サンプルの前処理が不要で、血球計数8項目の他、白血球5分類を高速に測定できる製品もラインアップしています。また診察室に置いてもスペースを取らない、コンパクト設計も中小の病院や開業医に好評です。
必要なデータだけをすぐ知りたい―スピードが重視される医療の最前線では、「結果は1週間後」という理屈は通用しませんし、必要のないデータまで測定するのは無駄でしかありません。HORIBAでは、炎症反応検査に有効なCRP(C反応性タンパク)測定装置や、喘息治療に欠かせないテオフィリンの血中濃度測定装置など、特定用途に特化したユニークな分析機器を送り出しています。
医療用の分析機器が、もっと身近なものになるには、さらなる小型化が必要です。HORIBAでは豊橋技術科学大学の石田誠教授との共同開発により、約1センチ角のシリコンチップを用いた世界最小の血球計測センサの開発に成功。わずか1000分の1ccという微量な血液サンプルでも、血球数を測定でき、将来的には携帯型の血球計数装置の開発が期待できます。
重い病気も早期に発見できれば、治癒の可能性が高まります。手術をせずに治療できれば、医療費の削減にもつながります。それには自分の健康状態を容易にモニタリングできる分析システムが必要になるはずです。例えばトイレと一体化し、毎日の排泄物をチェックすることで、健康状態を監視する装置はできないでしょうか。
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