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環境家族
第二話 ハウスキーピング

【イラスト:ベイブリッジを渡るバス】

さて、Y市に向かうバスの中です。バスは大きな港を横断する橋を渡っています。右手に最近できた新都市が見えてきました。

「まぁ、ほんとに大きなビルや橋ばかりだね」
おばあさんが、夕日に輝く窓の外の景色に目を細めています。

「あれが一番背の高いLMタワーだよ。その向こうがエネルギーセンターで、そのとなりが新しいホールなんだ」
進くんは憶えたばかりのビルの名前や施設の名前をおばあさんに教えながら、ふと疑問に思いました。

「ねえ、お母さん。エネルギーセンターって何をするところなの?」

優子さんは反対側の夕日にい染まる海をみて何か考えていたようです。
「え、なぁに?」

「エネルギーセンターだよ。あそこでは何をしているの?」

急に現実に引き戻された、優子さんはちょっと戸惑ったようですが、少し考えています。
「ええと、たしか可燃ゴミを燃やして、電気や熱エネルギーをつくっているところだと思ったけれど」

「あらまぁ。ゴミから電気をつくったり、お湯を沸かしているのかい?」
ぜんぜん発電所には見えない施設を見ながら、おばあさんは不思議そうです。

「そうなんです。家庭から出てくるゴミも捨てるだけではもったいないし、第一埋める場所もなくなってしまって大変なんです。
それに石油にくらべても1/5近いエネルギーを持っていますし、最近は熱の回収とあわせて発電もするようになったんですよ」

「ねえ。お母さん。石油の半分て言うけどゴミはどれくらいのエネルギーがあるの」
進くんもこの前のお父さん「アルミかん」の話しを聞いてからエネルギーに興味をもったようです。

「家庭から出るゴミは紙やプラスチックが多いでしょ。だから紙と石油の中間くらいのエネルギーがあるらしいの。あとで調べてご覧なさい」
しっかりお母さんに宿題をいわれてしまって目を丸くしています。でもこのY市にすむ何百万人もの人が毎日出すゴミの量はどのくらいだろうと考えている進くんです。


ごみのエネルギー

ゴミのエネルギー量 約2000 kcal/kg
一人当たりのごみの排出量はおよそ一日1kgです。(家庭ごみ)私たちは毎日1eu のエネルギーを消費して、1eu のごみを排出しています。このごみを有効利用したいですね。ごみの埋め立て場(最終処分場)の残りも貴重です。環境白書によれば後8年前後で、埋め立て場はいっぱいになってしまいます。この埋め立て場をすこしでも長持ちさせるためにはリサイクル等の資源の有効活用が重要ですね。




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