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環境家族

第三話 スキー旅行

環家の人々

環家ではこの連休に家族全員でスキーへ行くことにしました。進くんはこの冬初めてのスキーなのでとても楽しみにしています。

さて、ここはY市にある新幹線ホームです。ここから新幹線で3時間ほどでスキー場のある街につきます。「ねぇ、お母さん。発車までまだ時間あるよね?」「そうね。あと2分くらいあるわよ」今朝、進くんとお父さんは寝坊してしまって朝ご飯を食べる時間がなかったのでが、どうやら進くんはお腹がへって我慢できなくなってしまったようです。

「じゃあ、お弁当を買ってくるよ」
そう言うと進くんはお母さんから財布を預かると勢いよくホームへ出て走って行きました。
「まぁまぁ。食べ盛りだものね」
おばあさんはそう言いながら、すでにおせんべいを一人でばりばりと食べています。

さて、お父さんは昨日も帰りが遅かったようで、もうすっかり座席で寝込んでしまっています。
「あら。お父さんたら」
優子さんはコートを毛布代わりにお父さんに掛けてあげています。
「まぁ。守ったら。いつまでたっても良く寝る子だこと」
おばあさんにとっては、お父さんもまだまだ子どもにみえるようです。

やがて進くんが発車のベルと同時に戻ってきました。
「はい。お父さんの分もかってきたよ。それとお茶」
お母さんにお財布を返しながら、お父さんが寝込んでいるのを見つけたようです。

「あれぇ?お父さん寝てるの?せっかくお弁当を買ってきたのに」
そう言いながらお父さんを揺り起こしています。
「うぅん。あぁぁあ」
せっかく寝付いたところを起されてしまったようです。優子さんとおばあさんの
目を見て、あわてて居ずまいを直しています。

進くんがお弁当とお茶をお父さんの顔の前に突き出しています。
「お父さんお弁当買ってきたよ。食べようよ」
「お、そうかい。じゃ食べるか」
ちょうどその時、発車のベルが聞こえてきました。電車はゆっくりとホームをはなれ、北国のスキー場へと向けて走りはじめました。


電車のエネルギー

進くんたちは新幹線でスキーへ向かっています。
新幹線の消費エネルギーはどれくらいなのでしょうか。

資料によれば一人1kmあたり、133kcal ということです。
つまり、約15kmで1euということになります。
人はがんばれば一日に40kmは歩けますね。この差が私たちの生活の豊かさに
つながり一方では環境負荷へつながるのです。よく考えてみましょう。

ただ、このエネルギーはあくまでも運行時の消費エネルギーです。
新幹線は鉄やアルミニウムなのどの金属やプラスチック、そしてガラスなどいろいろな材料を使って作られています。これらを作ったときのエネルギー量も計算に入れなければいけません。

さらに、新幹線の車両にも寿命があります。
この寿命が過ぎたあとにどう処理されるか、そのときにどのくらいのエネルギーを使うのか、これらも考えなければいけません。

このような製造から廃棄までを考えて、もっとも効率的なものの
使い方を考えていきましょう。このような考え方をLCA(ライフサイクルアセスメント)といいます。




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