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あなたはコンビニがあれば大丈夫!?
便利と効率を限界まで追求したコンビニは現代社会の象徴です。25年ほどの間に数万店にまでに急増し、公共料金支払いやチケット販売などに加え、銀行窓口機能や電子商取引の機能も追加されて、いまや無くてはならない街の生活装置になりました。
いつも明るいコンビニの消費電力は?
いつも店内を明るくしてお客さんを待っているコンビニの消費電力を調べてみました。(財)日本エネルギー経済研究所の雑誌「エネルギー経済」に鷲頭紀幸氏による実測調査によると関東圏の郊外型店舗、24時間営業、140平米という「K店」での電力消費計測で、1日当たり夏で484.2kWh(すなわち208eu)、冬で442.0kWh(190eu。夏からの推定)という結果でした。その内、およそ半分は冷蔵冷凍設備関係で、照明は2割ほどです。どうやって省エネを図るかですが、鷲頭氏の論文によれば、冷蔵冷凍機器のナイトカバーの技術向上をはじめ、ガス式ショーケースや、氷蓄熱システム、照明のインバータ化など、これからの導入が図れる技術も多くあります。上のK店も昼間の外光の明るさをセンサーで感知して照明を調整する省エネシステムを取り入れて照明電力を1割ほど削減しているそうです。1世帯の平均消費エネルギーが15euくらいですから約10倍ちょっとの消費電力です。地域に密着したにサービスを提供する店舗とすれば思ったより少ない値です。これも無駄をなくし効率を重視するコンビニのシステムからすれば当然のことかもしれません。
環境に配慮するコンビニ各社
世目を引く業界だけに環境活動もアピールしており、各社のホームページを見ると、環境マネジメントISO14001の認証を取得したり(ampm)、店舗当たりの電力消費を1990年比で4%削減するなどの環境目標を表明したり(セブンイレブン)、環境配慮型実験店舗「エコショップ」をつくってみたり(ファミリーマート)と、いろいろ取り組んでいます。
コンビニを現代社会の象徴と考えるとき、無駄をなくし効率を追求するその姿勢は、生活の環境問題の解決にも手がかりを提供するものかもしれません。
屋木伸司/文
- 注:
- コンビニのエネルギー消費としては、店舗以上に配送トラックの問題があります。コンビニの特長は在庫がほとんどなく、そのかわりPOSシステムで品揃えを把握し、1日に何回もトラックで配達するところにありますが、そのために商品配送が頻繁になるとして交通輸送面から批判がありました。最近の石原都知事のディーゼルトラック削減発言もからんで、注目されるところです。セブンイレブンのホームページによれば、かつて1店舗に対して1日に70台も届けていたのが9台にまで減らしたそうです。
- 資料:
- 鷲頭紀幸「商業部門における電力消費実測調査からの一考察 −スーパー・コンビニの省電力・負荷平準化の可能性について−」「エネルギー経済」1999年8月号、(財)日本エネルギー経済研究所。
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