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ものの不思議
  第1部元素はめぐる
たまごの白味の蛋白質の分子構造
どうして食べるの
食物の5大栄養素
食べたものはどうなるの
C(炭素)は地球をめぐる
  第2部食べ物からみた原子
栄養の姿をみてみよう(炭水化物)
栄養の姿をみてみよう(脂肪)
栄養の姿をみてみよう(タンパク質)
燃料の姿をみてみよう
  第3部社会とエネルギー
日本人の生存できるエネルギーはどのくらい
生活を支えるエネルギー
すべてエネルギーのもとは太陽から
日本に降り注ぐ太陽のエネルギー
pHの不思議 / ものの不思議 / 波の不思議
第1部元素はめぐる
C(炭素)は地球をめぐる
元素はめぐる

最近、温暖化現象として炭素の化合物、二酸化炭素の増加が問題になっています。これは大気中の二酸化炭素の増加が問題になっているのです。二酸化炭素が大気中に増えれば、太陽光線を吸収して熱を出します。この熱が大気中に蓄積され、全地球の温度が上昇してしまうのです。

では、どうして、二酸化炭素の量が増加しているのでしょうか?
元素の量は変わらないのですが、それがある場所と形が変わってきたからなのです。
私たちは毎日、石油やガスを消費しています。この石油やガスは地下深く眠っていたものを掘り起こして利用しているのですが、これも炭水化物の仲間です。酸素は含んでいないものが多く、炭化水素とよばれます。この炭化水素も燃やすと二酸化炭素が出来ます。ですから石油やガスを使えば二酸化炭素がどんどん出てきます。つまり地下に眠っていた炭素が二酸化炭素になって大気中にどんどん出てきているのです。これが温暖化の大きな原因です。私たちが石油やガス、そして石炭(これらを長い間地下に眠っていたので化石燃料とも言います)を使えば使うほど地球は温暖化してしまうのです。

私たちは食物を食べて二酸化炭素を出しています。このとき、酸素が必要です。私たちは一日におよそ400Lの酸素を必要とします。
クーラーを一時間使う電力は約1.2kWhです。この電力を発電するときに消費される酸素はおよそ224Lです。1時間クーラーをつけると人間が半日生きていける酸素を使っているのです。また車を使って4km移動した場合、どのくらいの酸素が消費されているのでしょうか? 燃費を10km/Lとすると4km移動するのに0.4Lのガソリンが必要になります。これを燃やすときに使われる酸素の量はおよそ480Lです。これは1日に人が消費する酸素量に匹敵するのです。歩いていけば少なくとも16Lの酸素を使うだけです。
このように私たちは便利なクルマや電力を使って生活をしています。そのかわり二酸化炭素をたくさん大気中に出しているのです。この二酸化炭素を酸素に戻して、私たちに炭水化物を提供してくれるのは植物だけなのです。化石燃料を使うまでは動物と植物の間でバランスがとれていました。でも、今二酸化炭素の発生量が植物の吸収量を上回ってしまったのです。このままほっといたら二酸化炭素の量が増え、地球全体pHも少しずつ酸性に偏っていくのかもしれません。私たち生命にとって都合のよいpHの範囲は7.5を中心とした範囲です。この領域から地球のpHがはみ出したとき、それは生命にとって生活しづらい惑星になってしまうのでしょうか?


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