タンパク質はいくつものアミノ酸が集まってできています。まず、
タンパク質の全景をみて見ましょう。タンパク質は21種のアミノ酸がいくつもくっついてできていますから、その種類は無限にあります。今、その姿が明らかになっているのはそのごく一部です。このタンパク質は大豆の中にあるタンパク質で、大きさは約200nmくらいです。ですからこの大きさでも光の波長よりは小さく、光学顕微鏡では物理的に見ることができません。
これは砂糖の仲間の分子に比べると200倍近く大きいのです。この蛋白質はアミノ酸が243個つながってできています。このタンパク質も炭水化物と同じように、炭素、酸素、窒素で色分けしてみましょう。(窒素は青です)糖や脂肪の分子と比べていかに大きいかが判ると思います。右上の方に黄色い原子がありますが、それは硫黄です。アミノ酸のなかには硫黄を含んだ物もあり、このアミノ酸は2つが一組となって分子の中で丁度、家の柱のような役割を果たしています。最近では蛋白工学でこの柱を増やしたりして蛋白質の改造を行っています。洗剤に入っている酵素もこういった改造を受けた蛋白質の仲間です。あなたのお家にある洗剤に入っている酵素も改造蛋白かもしれません。どんな酵素が入っているのかちょと調べてみると面白いかもしれません。ではこの一部を拡大してみましょう。
この図は、蛋白質を作っている243個のアミノ酸のうち最初の6つを取り出したものです。こうしてみると糖と同じように
炭素と酸素がつながっていることが判ると思います。ただ、窒素(青いボール)があるのだけが違っています。
では、このうち1つの
アミノ酸を拡大してみてみましょう。これはセリンと呼ばれるアミノ酸です。どの部分か判りますか?
このように身体のエネルギー源としての食物の栄養素は、C(炭素)という原子と深く関わっていることが分かります。