熱帯魚と言えば、沖縄などの海にいる色鮮やかな魚を思い浮かべる人が多く、少し知っておられる人は、エンゼルフィッシュやグッピーの名前を思い浮かべるでしょう。日本で熱帯魚と言うと、主に東南アジア・中南米・アフリカなど熱帯地方の、真水または汽水に生息している淡水魚を言うようです。
人間の間でも「水があわない」という言葉を使いますが、世界各地の違う水質で育った熱帯魚も、いきなり日本の水に入れると水があわずに死ぬ魚もいるでしょう。でも、熱帯魚は、原地から専門店やデパートを経由して家庭の水槽で飼うまでの間に、少しずつ日本の水に馴れてきます。ですからほとんどの熱帯魚は水道水や井戸水で飼うことができるのです。マニアになれば魚ごとに水槽を変え、水の導電率を測定し、魚にあったpHや硬度をコントロールしている人もいます。しかし、一般には水温を25℃付近にコントロールすることを除けば、金魚を飼うのとさほど変わることありません。
昔体験したことですが、熱帯魚店で水槽の水の導電率を導電率計で測ったところ、他の水槽が0.2〜0.6mS/cmなのに、グッピー水槽は5〜10mS/cmと高い。店の人に聞いてみますと、原地から輸入されてくるとき、グッピーは美しい色彩を出し、保つために塩水で出荷される場合があり、そのようなグッピーをすぐに真水に入れると調子が悪くなるので、経験的に塩を入れているということでした。
こういうことはなかなか言ってくれませんので、熱帯魚を飼おうと思われた方はまずお店の人とお友達になり、ノウハウを聞き出しましょう。いろいろな情報が得られるお店は、まずよいお店だと思ってさしつかえないと思います。
農耕時代の幕開けから9000年を過た現在、農業は過去からの知識、経験に加え新しい工業的生産、化学分析による管理が要求される時代となりました。
水耕栽培においては、水のpH、導電率の管理や温度、湿度、

濃度の管理をするところも多くなり、いわゆる化学工業と呼ばれるほどになっています。
この分野では、導電率(Electric Conductivity)を省略してECと呼ぶのが一般的になっているようです。
水耕栽培の場合、ECを測るサンプルは水であり問題がないのですが、土壌のEC測定については各種の方法があります。直接土壌にセンサを入れる方法や希釈して使う方法、希釈法の中でも生土を使うものや風乾土を使うもの、希釈水に純水を使うものや酸を使うものなどさまざまです。どの方法が良いかは論議を呼ぶところですが、過去からのデータの蓄積とその利用が農業にとって重要なため、下記の方法でのデータをベースに土壌改善、施肥設計を行なっている場合が多いようです。
いずれにしろECは各イオンのトータル値でしかないため、例えばAという土地ではEC0.5mS/cmがよくてもそれがBという土地にあてはまるというものではなく、その土地ごとの最適条件とECの相関をつかみ管理をする必要があります。