高血圧、脳卒中などが塩分(ナトリウムイオン)の取り過ぎに深い関係があるため、食塩を必要以上にとらないように呼びかけられています。(一日10g以下といわれています。)
また、そういった食品中の塩分量を測定するための測定器もいろいろ販売されています。それらの測定器にはいろいろな原理のものがあり、代表的なものとして次のようなものがあります。
1章でもでてきましたが、導電率を測ることで(その水にNaClしかはいっていない場合は)塩分濃度が測れます。(Twin導電率計には塩分換算表示機能がついています。)減塩の意味から考えるとNa+イオンを測る方法が一番適しているように思われます。
しかし、一日10gといっても食べた食料全部の塩分量を測定することなど、面倒でなかなかできるものではありません。
関西は薄味で、関東は味が濃いといわれるように食生活は習慣であり、自分自身の味覚が一日10gの食事に比べてどうであるかを自覚し、もし塩分量が多い生活をしているようなら徐々に減塩をして味覚を変える努力をすべきだと思います。
一日10gにこだわらず、一月に一度程度同じ物(例えば味噌汁)を塩分計でチェックし、減塩の効果を見るといったように、気長に努力すべきだと思います。(気長にといっても50年計画など立てないように!)
導電率測定値から溶液の濃度を決めることができ、しばしば工業的に測定されています。
(例:HCl,

,

,NaCl,NaOH等)一般的に電解質溶液は高濃度において極大値をとるので、ある導電率値に対応する溶液の濃度が二つ存在することになり、注意を要します。
気体をそのままで、あるいは適当な前処理の後に気体を適当な反応液に吸収させると、気体の成分が化学変化などを生じて、反応液の導電率が変化します。この変化を検知することにより、気体中の成分濃度を測定する事ができます。二酸化いおう(

)の大気汚染を測定する装置はこの方式を使っています。(例:

、CO、

、HCl、

、

等)
測りたい物質Aを含む溶液に、Aと反応する物質Bの溶液(濃度がわかっているもの)を少しずつ加えると、AとBが反応して導電率が変化します。さらにBを加え、これ以上加えても反応がおこらない点(等量点)以降は、加えたBの導電率の増加による変化となります。等量点に達するまでに加えたBの量から、Aの量を測る方法を導電率滴定といいます。