
つまり図のようになっています。
じつは、この水素イオンと水酸イオンとのバランスがpHを決定する要素なのです。
水素イオンの方が多い場合は酸性、水酸イオンの方が多い場合はアルカリ性になるわけです。

そこで、実際には〔H+〕だけを測定し、これをpHの目安としています。pHが水素イオン濃度によってきまるというのは、以上のようなことからなのです。
ふつう、私たちが接する水溶液の水素イオン濃度は、ときに1

中に1モルぐらいのこともあれば、また0.000001モルぐらいのこともあります。しかし、とくにpH測定が必要な水素イオン濃度の非常に低い水溶液の場合は、小数点以下が非常に多く、数学的に取り扱いが不便です。デンマークのSφrensen(ゼーレンセン)は、水素イオン濃度の逆数を常用対数で示したものをpHと定することを提案した。すなわち
以上のことでおわかりのように、例えばpH4とは、水溶液中の水素イオン濃度が

、つまり水溶液1

中に0.0001モルの水素イオンがふくまれているのです。
同じように、pH5は

、pH6は

の水素イオンがふくまれています。ここで気がつくことは、pH4とpH6を比較して、pHが2しかちがわないのに、実際は、水素イオン濃度が100倍もちがうわけです。