この装置は、鉄鋼、金属材料などの品質管理の為に、炭素、硫黄を定量分析するものです。分析手法は、セラミックスのるつぼにサンプルを入れ、電熱器や電子レンジのしくみで2000℃以上に加熱し、酸素気流中で燃やし発生するCO2、CO、SO2ガスの濃度を赤外線検出器で測定しています。
何故、炭素や硫黄等の濃度を計らなければならないかと言うと、これらの存在は、鉄鋼材料の機械的性質を大きく左右するからです。例えば、鉄道レールの強さや、自動車のボディ材料を薄くする為の性質にあげられます。
測定サンプルとしては、金属材料の他に、タイヤゴム等の有機物、セメント、セラミックス材料など多種多様な試料のmass ppmからmass%オーダーの測定が可能です。これらの装置は、20年前日本の鉄鋼メーカが、世界をリードする為に鉄鋼の品質管理に使用していました。HORIBAも日本鉄鋼協会からの依頼を受け、共通の分析手法を作る為の共同研究に参加し、現在世界のISOに引き継がれています。この種類の分析装置は、かつて国内では、海外メーカが大きなシェアを占めていましたが、HORIBAが開発、販売を進めて20年以上たった今、HORIBAは現在、国内のTOPシェアを占めるに至っております。







